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アメリカ経済について

アメリカ経済は、レーガン政権下1982年頃から貿易収支(あるいは経常収支)の赤字が増え、中央政府財政の赤字も増えはじめて、現在にいたっています。その2つの赤字のことを、アメリカの双子の赤字(twindeficits)と呼んでいます。ご注意ください。2つの種類の赤字がある、だから双子と呼ぶ、というわけではないのです。どんな双子だって(一卵性だろうとなかろうと)、製造責任者はいっしょで,別々の親から双子ができるわけがない。双子の赤字という言い方には、その原因はひとつですよという意味合いがこもっている。このことを見逃してはなりません。ところで急に脱線するようですが、アメリカ、そして双子という2つの言葉をつなぐと、私にはどうしてもあの「ベトちゃん、ドクちゃん」が思い出される。アメリカがベトナム戦争を担った問に展開した猛毒の枯れ葉剤散布作戦のせいで生まれてきた双子、ひとつの身体を2つの顔が(もちろん2つの精神がと、読みこんでほしい)共有しているあのベトちゃん、ドクちゃんです。アメリカの双子の赤字は、べトちゃん、ドクちゃんを生み出したべトナム戦争への介入が生み出したと、実は言えるのです。

主題はNAFTA

主題はNAFTAです。92年10月、ECの市場統合に対抗する形で、アメリカ、カナダ、メキシコ3力国によって、ECを上回る経済規模のNAFTA設立の合意がみられました。これによって、アメリカは自国の観点からは、〈1〉アメリカ企業および労働者に新たな市場や仕事をもたらす、〈2〉北米地域とりわけメキシコの経済成長を促進する、〈3〉アメリカ企業の競争力を高める、ことを狙っています。問題はこうしたNAFTA成立が世界経済のブロック化を促すのか、それとも、経済のグローバル化に沿った“開かれた地域主義”となるのかという点です。現段階では、そのいずれとなるのか、断定するのは時期尚早のようです。NAFTAの最大のメリットは、メキシコの政治改革を側面から支援することにあり、開かれた貿易協定だという見方も有力です。しかし、NAFTAに排他的な色彩がみられることも否めません。例えば自動車部品の現地調達比率は、8年後には62.5%(現行50%)に引き上げられます。これは生産コストの低いメキシコ、カナダで生産してアメリカに輸出している日系メーカーには痛手となります。最大の問題とみられるのは、年間1000億ドルを超すアジア諸国の対米輸出のかなりの部分がメキシコにとって代わられる懸念が大きい点です。このためアジア各国では、アメリカを除外したEAEC構想が再浮上するなど、アジア経済圏の樹立に向けた動きが出ています。

労災保険・雇用保険への加入

農林水産・清酒製造や、建設以外の一般の事業で、従業員の給料等が30万円の場合、その月額の保険料は5850円となり、従業員が2400円を負担し、残りの3450円を法人が負担することになるのです。雇用保険と同様に、法人化を機に初めて従業員を雇い入れた場合は、労災保険にも加入する必要があります。労災保険とは、労働者災害補償保険のことで、仕事中における労働災害事故や通勤災害事故によって、従業員がけがや病気をしたり、死亡した場合に、従業員やその遺族に対して必要な保険給付を行う制度です。労災保険の保険料は、社会保険や雇用保険のように従業員の負担分はなく、全額が法人の負担となります(ただし、通勤災害の場合、初めて治療を受けたときに従業員が200円を負担)。その保険料は、業種に応じた事故の危険度によって細かく決められています(年間の給与額に1000分の5〜129の保険料率を掛けた額)。個人事業を法人化し、初めて従業員を雇用する方は、仕事に伴うリスクを法人が保険料という形で負担しなければならないわけです。