森ビルは歴史も古く、「港区の大家さん」と呼ばれています。都市再開発事業、不動産賃貸・管理事業、文化芸術・タウンマネジメント事業を手がける総合デベロッパーですが、上場はしていません。都市型建築が好評の森ビル森ビルの前身、森不動産は一九五五年に大学教授であった森泰吉郎氏により個人創業されました。同氏は、森ビル(株)の名称で法人に改組し、本格的に貸ビル業を開始しました。一九五六年に西新橋に最初のビルが完成。その後、一九七八年ラフォーレ原宿、一九八六年にアークヒルズ(赤坂・六本木)が完成しています。一九九三年に泰吉郎氏が亡くなると、泰吉郎氏の次男・森稔氏が森ビルを、三男森章氏がグループ会社の一つ、森ビル開発(現森トラスト)を引き継ぎました。森ビルと森トラストは、オフィス、商業施設、賃貸住宅の複合施設への賃貸が中心で、分譲マンションは手がけていない点で共通しています。しかし、森ビルが港区を中心に都心部での再開発事業を多く手がけているのに対し、森トラストはホテル、商業施設への業務提携、資本参加、経営参加に力を入れている点に違いが見られます。森ビルのヴィジョンは「ヒルズ」、すなわち新しい都市づくりの起点です。そのヴィジョンに基づき、森ビルは三つのミッション、?安心・安全、地震に強い都市づくり、?環境と緑、都市と自然の共生、?文化・芸術、新しい創造力と可能性の誕生、を挙げています。3つ目に、文化・芸術を挙げている点は文学少年であった現社長の思いが込められているようです。
イギリス人の時間の有効活用で、特に感心したのは、キッチンにある食洗機とオーブンの使い方でした。私が留学していた三十年前に、すでにキッチンでは、両方とも主婦には不可欠の設備だったのです。イギリスは、ご存じのようにビクトリアンやジョージアン時代からそのまま残っている建物が多く、築百年以上のお家がたくさんあります。そんなクラシカルな家なのに、キッチンは驚くほど近代的に改良されていました。ほとんどの家で食洗機が、主婦の頼もしい味方として使われていたのです。洋の東西を問わず、夕食を食べ終わってほっとした後の片づけは、誰でもおっくうなもの。食洗機は、そのストレスから主婦を解放するばかりではありません。「手荒れを最低限に防いでくれるのよ」と言って、ホステスは、五十代の年齢とは思えないほど、美しい手を私に見せてくれました。食洗機を導入することによって、あっという間にテーブルはきれいになり、ゲストや家族と食後の会話を楽しんだり、テレビの前に座ることもできるというわけです。私が結婚して食洗機をキッチンに取り入れたのは、新居である私たちの住まいのインテリアが決まった一年後、まだマンションに住んでいた頃のこと。世のご亭主族からは、「洗いモノくらい自分でできなくてどうするんだ!」とか、「まったく、主婦は手を抜くことばかり考えている!」などと言われていた時代のことです。そんな批判の言葉を耳にするたび、流し台に奥さんを釘づけにして、そんなに気持ちがいいものかしらと、私は反発を感じたものです。それよりも、洗いモノから解放された時間でパパッとお化粧直しでもして、さわやかな笑顔で夫婦一緒にテレビを見たり、会話を楽しんだほうがいいじゃない!と思ったものです。幸いにも、わが家の夫は、私の相談に一も二もなく、OKを出してくれました。ビルトインタイプがまだ少なく、マンションだったこともあって、8人用据え付けタイプの食洗機を購入。8人用でしたから、ともすると1日に一回ウオッシュでは間に合いませんでしたが、食事が終わるたびに、食器洗いに立つことから解放された喜びは、予想以上でした。
予定表も使いこなせるようになりましたが、物足りなさを感じていました。そこでわたしは別のノートを持ち歩き、やる気の出る考えや言葉を集めることにしました。このノートには、読みたい本や借りたいビデオのタイトルも書きます。ノートはやがて住所や電話番号、地図、いつかつくってみたい手芸品のリスト、友達や家族へのプレゼントのアイデアなどであふれるようになりました。この方法がわずらわしくなったのはご想像のとおりです。そればかりかこれは、「ひとまとめ」の習慣にも反していました。そこでわたしはこのノートと予定表を合体させ、完全なスケジュール帳をつくることにしたのです。巧わたし式スケジュール帳のつくり方市販のシステム手帳でも十分ですが、それで物足りない方は、自分なりのスケジュール帳をつくることをおすすめします。使い勝手のよい、自分の生活に合った手帳がつくれれば、効果的で成功率も高いはずです。それにはシステム手帳の長所が活かせます。わたしはB5サイズくらいのルーズリーフ型の手帳を買いました。これは記録には十分だし、持ち運ぶのも許せるサイズです。ルーズリーフ式のよさは長年にわたって証明されてきました。広く愛用されてきた理由は、用紙を簡単に差し替えられる融通性でしょう。過去二十年、生活の変化とともに、わたしのスケジュール帳は変遷しましたが、わたしがいつもきちんとしていられたのは、そのおかげと言わなければなりません。スケジュール帳はわたしの生活整理と効率性の基盤なのです。